浅草追分民謡まつり

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今日、縁あって、中野サンプラザに見に行ってきた。

浅草追分民謡まつり


「民謡」それは、自分の生活とは関係のないものだと思っていた。

接点もないし、テレビで見かけても間違いなくチャンネルを変えていた。

それが、丸々三時間以上民謡に包まれることになるとは。

ある意味、カルチャーショックだった。

これは、自分の知らない所にこんな世界が存在していたのかと。


ジャマイカにはレゲエがあり、ポルトガルにはファドがある。

そんなことを羨んで、妬む無かれ。

日本には「民謡」がある。

それは「DNAの記憶」とでも言うのか


浸透圧のように体に染み込んでくる


カラカラのスポンジに水が染み込むように…

鍵穴にはまる鍵のように…

凸が凹に重なるように…

牛がホーミーを聞くように…

もはや、歌詞やメロディーなどはどうでもいい。

耳を経由しないで、直接脳に届いてくる信号のようだ。


何の予備知識もないにもかかわらず、

すんなり自分の中に入ってきたことにびっくりした。


吉田兄弟を筆頭に三味線の演奏は、文句なくかっこいいし、

陽気な民謡に乗って舞う踊りは、見ている方まで踊りだしたくなるほどに楽しい。


地方から上京して来た人たちが、

心の拠り所としたというのもなるほどうなずける。


まず、自分の意志だったら行かなかっただろうし、気がつかなかったはずだ。

だからこそ、偶然の出会いによって、

自分の世界が広がったことがうれしい一日になった。