めがね

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旅は思いつきで始まる でも永遠には続かない

やっと、見れた。

本当にリラックスしたいい時間を過ごせたように思う。

普通、映画とかって、

登場人物が一体どんな奴なのかっていうのがわからない時間がしばらく続くと

だんだんイライラしてくるもの。

でも、この作品はそれが苦じゃない。

かもめ食堂でも感じたことだけど、

結局、どういう人間なのかはわからない、でもそれでいいじゃんって思える。

見ている側にそう思わせるのは簡単そうできっと難しい。

そんな中で、ヨモギがタエコに「先生」と声をかける。

それ以降何の説明もないんだけど、

この一言で少し関係性が見えたりするとまた深みが増す。


心地よく余白の多い映画だった。

だから、ゆっくり考えたり、かみ締めたりできた。

だから、料理がめちゃくちゃ旨そうに見えた。


混んでいて、前から2列目というしんどい席ながら、

実際に旅行したような気持ちになれた。


たそがれるのにも才能があるとしたら、

ただ仕事をやめたからと言って、自由になれるとは限らない。