RENT

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愛を信じないと 恐怖に負ける

正直、何だっていい。

どう生きようと構わない。

思うままに行動し、ありのままでありさえすれば。

なのに何故、人は「こうあらねばならない」なんて概念を持とうとするのか。

「こうあらねばならない。こうしなければならない。」

「こうすれば成功だ。こうならなければ失敗だ。」

結局は、その方が楽だからだ。

いろんな決め付けで自分の周りを包んでしまった方が、楽だからだ。

「ありのままに生きる」

簡単そうで、こんなに難しいことはない。

自由ほど不自由なものはない。

でも、難しいからこそ、

ありのままに生きられるということほど幸せなことはない。

この映画を見て、そんな事を思った。



最初は、歌が多すぎだなって思った。

一曲終わると、芝居もそこそこに次の曲が始まる。

あまりテンポよく、歌でつながれると、

感情を噛み締める余裕もなく、流れていってしまっているように思う。

しっかりとしたドラマ部分があってこその歌だろうと。

ただ、そんなことも自分の中の決め付けだったのかも知れない。

ミュージカル映画はこうでなければならないって。


ただ途中から、そんなのもどうでもいいと思い始めると、

妙に染み入ってきた。

メロディーに乗った言葉の持つ説得力は、より強みを増すものだ。

ただ、やっぱり、

「こうでなければならない」というより「こうあって欲しい」というものを

見られた時の方が、感動するんだろうと思う。


ほかに道はない 方法もない あるのは今日という日だけ