パッチギLOVE&PEACE

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まず、率直な感想を言わせてもらえれば、

いろいろ盛り込みすぎて、ぼんやりしてしまったな。


という感じでした。

正直、前作が素晴らしかったので、かなりの期待を持って観に行きました。

とにかくいろんな要素が満載だった。

差別、家族愛、友情、戦争、恋愛、芸能界、ケンカ、病…

決して一言では表現しきれない部分を、網羅的に描くことで

単純ではない問題を投げかけようとしたんじゃないかと思う。

でもそのどれもが散漫な印象を受けてしまった。

大義」にこだわりすぎてしまったのか。

別に欲張りすぎることはなかったんじゃないか。

偉そうなことを言うつもりはないが、

部分を描くことで全体を感じさせるのが映画だと思う。


だからこそ前作は、強烈な一部を見せられたことで

その背後を全体を感じようと想像し、震えたんだと思う。


もちろん、全く感じ入るところがなかったわけじゃない。

ラストの舞台挨拶は来るものがあった。

でも「イムジン河」の良さに引っ張られた部分が大きい。

あと、戦争がメインの映画ではないと思うけれど、

戦争のシーンは妙に迫力があって生々しかった。


あくまで個人的な感想ですが。